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皆さまこんにちは。UnlocXが世界のFood Innovation Newsとコミュニティ情報をお届けする“Foodtech EYES”です。 暦の上では春を迎えましたが、まだ冷え込みの厳しい日が続いています。この時期、食の現場では春の行楽需要に向けた準備が加速していますが、昨今の原材料費高騰はもはや「一時的な波」ではなく、ビジネスモデルそのものの再設計を迫る大きな構造変化となっています。


こうした中、今週は私たちが運営に携わる大きなプロジェクトについて発表させていただきました。UnlocXは、KitchenTown、株式会社リバネス、THE SPOONと連携し、本気でグローバル市場を狙う日本の食系スタートアップを支援するプログラムを本格始動します。日本の優れた技術や食文化を、単なる「輸出」ではなく、現地のニーズに即した「イノベーション」として実装するための強力な布陣です。詳細についてはプレスリリースをご覧ください。


日経クロストレンドにて、UnlocXも参画する一般社団法人Next Prime Food(NPF)が運営する、大企業の新規事業・研究開発部門向けのプログラム「THE BENTO BOX」の特集記事が公開されました。「なぜ、日本のフードテックは社会実装が進まないのか?」という根深い問いに対し、弊社代表の田中や、実際に挑むスタートアップが現場の生々しい視点で語っています。 大企業のリソースと独創的な技術を、バラバラの「おかず」で終わらせず、一箱の「お弁当」として価値に変えるための“共創の最適解”とは。新規事業やR&Dに携わる方にとって、突破口となるヒントが凝縮されています。


それでは、今週の記事を解説していきましょう。


📚【新刊のご案内】

食の未来には“リベラルアーツ”が必要だ──『WIRED』から生まれた新刊『教養としてのフードテック』



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👉今号の目次

・INSIGHTS from RECENT MUST READ ARTICLES

・MUST READ ARTICLES

・COMMUNITY NEWS

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INSIGHTS from RECENT MUST READ ARTICLES

では、今号のMUST READ記事をご紹介していきます。

今週、フードテック業界に勇気を与える大きなニュースが飛び込んできました。日本の細胞農業スタートアップ、IntegriCultureが「黒字化」を達成。バイオ分野、特に細胞農業は多額の投資が必要で収益化までが遠いとされてきましたが、独自の低コスト培養技術「CulNetシステム」が結実した形です。研究開発段階から、実ビジネスとしてのフェーズへ移行したことを証明するこの事例は、国内外の投資家やプレイヤーの視線を再びこの分野へ引き付ける契機になるはずです。

「黒字化」といえば、オーツミルク大手のOatly Groupも、ついに通期での黒字化を達成しました。一時のブームが去り、植物性食品市場の選別が進む中で、同社がいかにして持続可能なビジネスモデルを構築したのか。その軌跡は、これから市場拡大を狙う国内スタートアップにとっても非常に重要な指針となります。

テクノロジーの社会実装という点では、UberのAIショッピングアシスタントが、手書きの買い物メモを読み取り、そのままオンライン注文まで完結できる機能を発表しました。デジタルネイティブ世代だけでなく、「デジタルが面倒」と感じる層にも対応できる設計は、テクノロジーの包摂性を感じさせます。AIは検索を置き換えるのか、それとも思考そのものを支援するのか。購買導線設計の未来を考えさせられる記事です。

さて、日本の食インフラについても、興味深い視点がありました。イタリアの専門家が、「日本のコンビニ弁当は世界最高の食インフラであり、未来産業である」と高く評価しています。物価高を「文化の転換点」と捉え、料理の価値を「上手に作ること」から「誰と食べるか」へシフトさせる。日本企業が自国の強みをグローバルに再定義するための、非常に鋭いヒントが詰まっています。

また、アジア独自の市場特性を読み解く上で面白いデータも出ています。2026年のアジアF&Bトレンドに関する調査によると、最新テクノロジーを用いた製品であっても、ウコンやショウガ、緑茶といった「伝統的な知恵」と結びつけることで、消費者の信頼と受容性が劇的に高まるとのこと。ハイテクをあえてローテクな文脈で語る「伝統の再設計」は、アジア市場攻略の勝ち筋かもしれません。

最後に、異業種コラボの好例として注目したいのが、スポーツメーカーのミズノとサッポロのタッグです。「スポーツ後にビールが飲みたい」という感情はそのままに、体への配慮も両立するというコンセプト設計。単なる機能性飲料ではなく、“シーンを壊さない”プロダクトづくりがポイントです。健康志向が進む中で、既存カテゴリーを否定するのではなく再解釈するアプローチは、ブランド拡張や共創戦略の参考になります。


MUST READ ARTICLES

上記で紹介した記事はこちら👇


📌MARKET OVERVIEW

Emerging F&B trends in Asia 2026: Holistic, sustainable, & tech-driven

Asia Food JOURNAL  2026/2/17


📌FUTURE FOOD

オーツミルク大手Oatlyが2025年の決算報告を実施、5%近い収益増でEBITDAでは初の通期黒字を達成

FRAMTIDEN  2026/2/16


📌FUTURE FOOD

Japanese Cellular Agriculture Pioneer IntegriCulture Becomes Profitable in 2025

greenqueen 2026/2/9


📌FUTURE FOOD

ミズノがノンアルビール参入のなぜ サッポロと異色タッグで市場創造

日経XTREND 2026/2/17


📌FOOD × AI

Uber debuts AI-powered personal grocery shopping assistant

FOODDIVE 2026/2/13


📌LOCAL FOOD SYSTEM

パスタとラーメンはどこまで近づくのか!日本の「食卓の変化」をベリッシモが読み解く

株式会社ビリオネアのプレスリリース 2026/2/17


▶その他、EYES編集メンバーが選んだ、フードイノベーションをキャッチアップ

する上でのMUST READ厳選記事30本をデータベースで公開しています。

(カバー領域:Market Overview, Future Food, Food AI, Personalization, Food Manufacturing, Future Retail & Restaurant, Future Kitchen, Agriculture, Sustainability & Regeneration, Local Food System, Partnership & Ecosystem, Food for Well-being, Eater’s Trend, etc)


Information from SKS JAPAN Community


イベントや新商品、採用情報などSKSコミュニティからのお知らせのコーナーです


【EVENT】考える食堂展|栄養学が応援する「自分らしさ」—食を選ぶための“ものさし”展(プロトタイプ版) (3/4)

本展示は、デジタルハリウッド大学大学院における修士論文の研究成果をもとに構成した成果展示です。 食べることは毎日のこと。だからこそ、気分や体調、環境によって「ちょうどよさ」は揺れ動きます。 考える食堂展は、その揺れを大切にして、栄養学の視点を“考えるための補助線(ものさし/参照枠)”として手に取りながら、自分の感覚と結びつけて選べるようになるための展示です。 会場では、研究と実践(ワークショップ)から生まれた参照枠を、パネル・配布物・ミニ体験としてまとめています。専門知識は不要です。見る/読む/少し試すだけで参加できます。

詳細はこちらから


【EVENT】日本橋三越本店大九州展「マダムゆずのゆずごしょう」 (3/4-3/9)

十数年に渡り「ゆずごしょう」について調べ研究して、ゆずごしょう作りを伝えてきた、神谷禎恵(かみや よしえ)さん。全国各地でさまざまなゆずごしょうのワークショップを開催し、「マダムゆず」と称されるようになった神谷さんが、ゆずごしょうについてその深く熱い思いを語ります。

詳細はこちらから


【EVENT】REGENERATIVE AGRICULTURE 2026 (4/13-14 米国カリフォルニア州)

REGENERATIVE AGRICULTURE 2026へようこそ。ここでは、業界のリーダーと農業技術の革新者が集まり、再生農業、炭素削減、生物多様性の回復における進歩を探求します。 農業セクターは、環境圧力、財政的障壁、そして土壌の健全性、土地生産性、そして食料供給のレジリエンスを危険にさらす知識ギャップといった喫緊の課題に直面しています。本イベントでは、これらの重要な懸念に対処するための実用的な解決策、新たな技術、そして政策的知見を紹介します。 私たちと一緒に画期的な戦略を発見し、業界の専門家とつながり、農業の未来における永続的な変化をサポートしましょう。(公式サイトより引用、AI翻訳)

詳細はこちらから


【PODCAST】たべものラジオ~食を面白く学ぶ~ #272(s29-14)働く人にオススメの食事〜労働者の食生活〜


9世紀後半のアメリカ。工業化により「職住分離」が進み、労働者の食生活は激変。イギリス流の重い朝食を摂りながら、工場のストレスや不衛生な環境、砂糖など(エンプティカロリー)の過剰摂取により、国民の多くが深刻な消化不良という「国民病」に陥る。さらに驚くべきことに、栄養不足や歯磨き習慣の欠如から、当時の労働者の歯は平均4本しか残っていなかった。この「噛めない社会」こそが、肉をミンチにして柔らかく焼く「ソールズベリー・ステーキ」を生む土壌となる。健康食として推奨されたこの料理は、後のハンバーガーへと繋がる食の歴史の大きな転換点となった。(公式サイトより)

エピソードはこちらから


【PODCAST】たべものインテグラル #41【いんディグ】Fermenstation 後編 「未利用資源×複合発酵」〜有機物を全て食料に変える未来〜


未利用資源と発酵技術で食の未来を切り拓くバイオスタートアップ「ファーメンステーション」から、代表の酒井里奈氏、取締役の北畠勝太氏、CTOの杉本利和氏の3名をお迎えしての後編です。未利用資源を複合発酵することで有機物がたべものに変えられることはもはや未来の話ではない。加工品のロスなどをなくし、山林が文字通りたべものに変わり、100%に近い割合で食材が利用できるようになったとしたら、どんな未来になるのだろうか。

エピソードはこちらから


📻PODCASTは、上記リンクの他に、各種音声配信プラットフォームでお聴きいただけます

📻たべものラジオでは、活動を応援してくださるたべらじサポーター募集中です!食を面白く学べる活動へのご支援はこちらから受け付けております。


【今月のSustainable Food Museum】

西新橋にあるSustainable Food Museumは、フードテック領域のスタートアップをはじめとした、サステナブルな新食材に関連する厳選100企業の新たなアイデアやサービスを展示・紹介する拠点です。


🍽️2月の期間限定メニューは2社とコラボ!詳細はこちら


🎤2/18開催 

クッキーをつくりながら話しましょう🍪遊びから始まる共創と対話~ウェルビーイングの話(Sustainable Food Night#35) 詳細はこちら



【BOOK】感覚史入門 なぜプラスチックを「清潔」に感じるのか(久野愛著)




におい、音、手ざわり、そして電子機器の画面の明るさまで──。資本主義と技術は五感を商品にし、日常の体験そのものを設計してきた。都市空間とデパートがもたらした新しい消費行動の感覚、ガラス、プラスチック、セロハンなどの新素材による衛生観の更新、パック旅行やテーマパーク、「パノラマ」やVRまで、身近な事例で百年超の軌跡をたどる、新しい学問分野「感覚史」の入門書。われわれが当然だと思っている「感じ方」は、いつ、だれによって作り替えられてきたのか。世界の見え方、聞こえ方をアップデートする、現代をとらえ直す一冊。(Amazon Websiteより)

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それではまた次回のFoodtech EYESでお会いしましょう



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foodtech_eyes@unlocx.tech


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