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皆さまこんにちは。UnlocXが世界のFood Innovation Newsとコミュニティ情報をお届けする“Foodtech EYES”です。


もうすぐ節分ですね。年末年始のおせちに始まり、恵方巻、バレンタインと、この時期も多くの季節行事と食が結びつくタイミングです。食品スーパーやコンビニの売り場を見ると、限られた期間に需要を立ち上げ、盛り上げるための企画力や棚の設計力に、あらためて感心させられます。


一方で、こうした季節需要は、供給の組み立てや在庫管理の難しさも同時に内包しています。食品ロスをめぐる議論は、その是非だけではなく「複雑な業界構造を理解しながら、どのような仕組みで支えるのが最適なのか」という問いまで踏み込んで考えたいですね。需要予測、製造量の調整、予約販売やデータ活用など、技術や仕組みで改善できる余地も少なくないはずです。


食を通じて季節や文化を味わう楽しさを保ちながら、同時に、より無理のないかたちで流通や消費を成立させるにはどうすればよいのか。こうした歳時もきっかけにしながら、フードテックの果たす役割を考え続けたいものです。


さて、先週1月23日に、愛媛県にて、四国フードイノベーションサミットが開催されました。食の宝庫四国で、農業や畜産、漁業にテクノロジーを掛け合わせたユニークな企業が数多く集まりました。そしてなんと、1月28-30日に東京の虎ノ門にあるサステナブルフードミュージアムにおいて、「四国発・フードテック氏食ラボ」が開催され、四国のフードテックを試食することができます!ぜひ皆様お立ち寄りください。

詳しくはこちらから。


また、この度、株式会社CAN EATの田ヶ原絵里さんが執筆された「アレルギー対応の教科書」が限定で出版されるのに伴い、食物アレルギーの対応が求められる外食や観光事業者、給食や自治体などの方に向けて、無料でご提供されることになりました。こちらは応募制で、抽選にて寄贈先が決まります。関心のある方、またこうした知識を必要とされる方をご存知でしたら、ぜひ拡散ください。詳しくはこちらから。


それでは、今週の記事を解説していきましょう。


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👉今号の目次

・INSIGHTS from RECENT MUST READ ARTICLES

・MUST READ ARTICLES

・COMMUNITY NEWS

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INSIGHTS from RECENT MUST READ ARTICLES

では、今号のMUST READ記事をご紹介していきます。


2026年、食品・飲料業界では安全管理の前提が大きく変わりつつあります。EUでは、委員会規則の改正によって、微生物管理は、製造時点での検査をクリアするだけでは不十分となり、賞味期限終了まで安全であることを予測・証明する体制が求められています。AIやデジタル技術を活用したリアルタイムの監視やトレーサビリティの高度化によって、品質保証は、コンプライアンス対応としてだけではなく、リスクの低減と競争優位性の鍵になっていきそうです。

植物由来食品の分野では、ビーガンハンバーガーの先駆者であるBeyond Meat が大きな転換を見せています。肉代替の枠を超え、腸や筋肉の健康を訴求する植物性プロテインの炭酸飲料を投入し、たんぱく質需要の高まりを新たな形で取り込もうとしています。筋肉量の低下を招いてしまうGLP-1薬の普及などを背景に、米国では、食事における「タンパク質」摂取への関心はますます高まっています。今回のプロテインソーダは、同社の突破口となるのでしょうか。

テクノロジーの進化も新たな競争軸を示しています。CES2026を取材した記事では、AIや家電の価値が単体の機能性ではなく、「生活データをどう統合し、生活者の意思決定を支援できるか」に移りつつあることが示されました。かつては価格競争力のイメージがあったハイセンスの展示からは、AIエージェントを用いた「生活まるごとAI化」という事業構想が感じられます。冷蔵庫やキッチン家電も、食品管理や消費行動に影響を与える存在となり、食の選択がテクノロジー主導で再設計される可能性が浮かび上がっています。

環境領域では、Microsoft が再生型農業に由来する土壌炭素クレジットを過去最大規模で購入しました。AI活用による排出増という現実を抱えながらも、農業と結びついた炭素除去に投資する姿勢は、企業の気候戦略が自社活動にとどまらず、食と農を含むサプライチェーン全体へ広がっていることを示しています。

飲料市場では、サントリーがノンアルコール事業を明確な成長領域と位置づけ、マーケティングに50億円を投下するという記事がありました。主力の「オールフリー」を発売以来初めて大幅刷新し、本格感、健康機能、気分解放という需要を軸にマーケティング投資を強化します。ノンアルは「酒の代替」ではなく、健康志向の中で独立した選択肢として再定義されつつあります。


MUST READ ARTICLES

上記で紹介した記事はこちら👇


📌MARKET OVERVIEW

エージェント家電で広がる新ビジネス 日本企業不在のCESが問う課題

日経クロストレンド 2026/1/23 #CES2026


📌FUTURE FOOD

Beyond Immerse: Plant-Based Meat Giant is Now Selling Protein Drinks

green queen  2026/1/15


📌FUTURE FOOD

Beyond the Factory Gate: Why 2026 Is the Year Microbiology Went Real-Time

FOOD & BEVERAGE  2026/1/20


📌FUTURE KITCHEN

家電の「次の覇者」はパナソニックでもサムスンでもない…AIで凄まじい進化を遂げた「意外なメーカー」の名前

PRESIDENT Online 2026/1/16 #CES2026 


📌SUSTAINABILITY & REGENERATION

Microsoft in record deal for soil carbon credits as data centres surge

Reuters 2026/1/15


📌EATER'S TREND

サントリー、ノンアルのマーケティングに50億円投資 主力品を刷新

日本経済新聞  2026/1/13



▶その他、EYES編集メンバーが選んだ、フードイノベーションをキャッチアップ

する上でのMUST READ厳選記事30本をデータベースで公開しています。

(カバー領域:Market Overview, Future Food, Food AI, Personalization, Food Manufacturing, Future Retail & Restaurant, Future Kitchen, Agriculture, Sustainability & Regeneration, Local Food System, Partnership & Ecosystem, Food for Well-being, Eater’s Trend, etc)


Information from SKS JAPAN Community


イベントや新商品、採用情報などSKSコミュニティからのお知らせのコーナーです



【EVENT】Next Kitchen 2026(2026/2/3-6) 

「Next Kitchen」は、日本市場進出に関心のある海外フードテックスタートアップを最大10社神戸に招へいし、海外フードテックとの協働に関心のある国内企業とのビジネスマッチング(商談支援)を実施するプログラムです。2022年度から実施しており、今年で4回目を迎えます。JETRO(日本貿易振興機構)、兵庫県、神戸市によって主催され、日本政府のイニシアチブの一環として実施されています。

Pasona Inc. と CROSSBIE GmbH をパートナーに迎え、国内の主要企業とフードテック・スタートアップをつなぎ、持続可能な食のソリューション創出を促進します。食習慣の変革、より健康的な食生活の推進、流通や物流システムの改善など、私たちは共に「食の未来」を築けると信じています。(公式サイトおよびJETRO HPより)

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【EVENT】知と文化のインキュベーション拠点「Unknown Unknown」オープニングパーティ(2026/2/7-8) 

 一般社団法人デサイロは、知と文化のインキュベーション拠点「Unknown Unknown」を2026年2月7日に神保町でオープンします。

「Unknown Unknown」はイベントスペース、ギャラリー、バー、ライブラリーからなる複合施設であり、「2020年代」という時代の向かう先について考え、次なるイノベーションや社会変革の起点となる「知と文化の創造」を目指しています。2月7日と8日には、「2020s」をテーマとしたオープニングパーティも開催。参加を希望される方はこのページからお申し込みをお願いします。

詳細はこちらから


【EVENT】食品ロスゼロテクノロジーサミット2026(ロスゼロサミット2026)(2026/2/10) 

 2025年12月、一般社団法人フローズンエコノミー協会と食品ゼロテクノロジー協議会が統合され、一般社団法人食品ロスゼロテクノロジー協会が発足いたしました。「テクノロジーで食品ロスをゼロに」をミッションにかかげ、サプライチェーン全体で食品ロスゼロに取り組む事例をあますことなく議論していきます。


詳細はこちらから


【EVENT】KOJI THE KITCHEN vol.6 (2026/2/21) 

 今回のKOJI THE KITCHEN Academyの目的は、日本の発酵を自然や農村の文脈から、人間の関与度の高い「ものづくり技術」や都市としての関わりへと見直すことです。

ガストロノミー(美食学)の知見を元に、農場から食卓へ届くまでの「製造」という大切な役割を再評価し、地域を支える社会的な仕組みとして捉え直します。これにより、日本の発酵文化を海外へ伝える新しい軸の創造を目指します。

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【EVENT】ガストロノミーシンポジウム掛川 2026 (2026/2/23) 

食に関する社会課題を知り、地域の多様な食の価値を再発見:私達の生活を支える食はどうなっているのか。地域に根ざす食文化はどこからやってきて、これからどんな未来を描くのか。食に関わる様々なジャンルのプレイヤーの活動と、歴史的地理的背景などを学ぶ機会をつくります。食の未来をともに考え、ともにつくる仲間とつながる機会を創出:つくる人、運ぶ人、加工する人、販売する人、食べる人、みんなつながり、新たな事業を生み出す土台となるコミュニティを形成します。SKS JAPANでもおなじみ、たべものラジオが主催するイベントです。(公式サイトより)

詳細はこちらから


【PODCAST】たべものラジオ~食を面白く学ぶ~ #271(s29-13)憧れのイギリス料理サンドウィッチの始まり〜New Style Sandwich〜

イギリスから海を渡り、アメリカで「魔改造」されたサンドイッチの物語。かつてイギリス貴族が嗜んだ繊細な一口サイズは、産業革命期のアメリカで、空腹の労働者を支える「巨大で温かい」料理へと変貌を遂げていく・・。(公式サイトより)

エピソードはこちらから


【PODCAST】たべものインテグラル #38【SKSJAPAN2025徹底振り返り⑦】Pioneer Session〜「シンギュラービジョン」が未来の産業を創る〜


SKSJAPAN2025の熱狂から1ヶ月。日本最大のフードテックカンファレンスは今年は更に規模が拡大。一体どんな内容だったのか、主催者と共に徹底振り返り?していきます!


エピソードはこちらから


📻PODCASTは、上記リンクの他に、各種音声配信プラットフォームでお聴きいただけます

📻たべものラジオでは、活動を応援してくださるたべらじサポーター募集中です!食を面白く学べる活動へのご支援はこちらから受け付けております。



【今月のSustainable Food Museum】

西新橋にあるSustainable Food Museumは、フードテック領域のスタートアップをはじめとした、サステナブルな新食材に関連する厳選100企業の新たなアイデアやサービスを展示・紹介する拠点です。


1月28-30日に東京の虎ノ門にあるサステナブルフードミュージアムにおいて、「四国発・フードテック氏食ラボ」が開催され、四国のフードテックを試食することができます!ぜひ皆様お立ち寄りください。


詳しくはこちらから。


【BOOK】世界はいつまで食べていけるのか(バーツラフ・シュミル著、栗木さつき翻訳)


地球環境を守りながら、97億人を養うことはできるのか? ファクトで考える食の未来

米・小麦・牛・豚・鶏――我々はなぜ限られた種類の糧に頼るのか?

地球環境を守りながら、世界97億人を養うことはできるのか?

「飢餓と食の常識を覆す。思考が一変する一冊」 ― ビル・ゲイツ


なぜ、1人あたり1,000キロカロリーもの食料が毎日無駄にされているのか?人口が爆発的に増えるなか、どうすれば地球を壊さずに人類が食べていけるのか?知の巨人シュミルがこれまでの知見を総動員。そのテーマが「食料」であるのは、私たちの生存の根幹であると同時に、エネルギーなどほかの分野と比べても衝撃的なレベルで非効率が目立つからだ。本書では、歴史を踏まえながら、気候変動や人口増加という難題に直面する食料供給の未来を検証。私たちがいかに食の基本を誤解しているかを明らかにし、私たちの身体は何を必要としているのか、そしてそれが環境にどんな影響を与えているのかを、ファクトから誇張なしに描き出す。(出版社ウェブサイトより)

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それではまた次回のFoodtech EYESでお会いしましょう



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