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皆さまこんにちは。UnlocXが世界のFood Innovation Newsとコミュニティ情報をお届けする“Foodtech EYES”です。


節分を終えたと思えば今週末にはバレンタインデーが控えており、テレビや雑誌、SNSなどでバレンタイン商戦の様子が連日見られますが、毎年新しい切り口が提示されており一大イベントとして各社が力を入れていることがよくわかります。


一方で、先週末は都内の平野部でも雪が積もり、知人のレストランでも予約のキャンセルや、原材料の到着遅れなどの影響が見られました。季節イベントで需要が高まるなかでは、このようなサプライチェーンへの影響はいつも以上に大きなダメージになりかねません。


季節イベントは華やかで楽しい側面がクローズアップされやすい一方で、フードロスなど様々な課題を内包しています。フードテックは課題の解決にも、良いものをより良くするということにも大きな役割を果たしていますが、こうした機会を契機にもう一段テクノロジーの役割と未来について考えてみたいですね。


さて、前号でもご紹介しましたが、株式会社CAN EATの田ヶ原絵里さんが執筆された「アレルギー対応の教科書」が限定で出版されるのに伴い、食物アレルギーの対応が求められる外食や観光事業者、給食や自治体などの方に向けて、無料でご提供されることになりました。こちらは応募制で、抽選にて寄贈先が決まります。関心のある方、またこうした知識を必要とされる方をご存知でしたら、ぜひ拡散ください。詳しくはこちらから。


それでは、今週の記事を解説していきましょう。


📚【新刊のご案内】

食の未来には“リベラルアーツ”が必要だ──『WIRED』から生まれた新刊『教養としてのフードテック』



本メールは、株式会社UnlocXのメルマガ登録者ならびに、過去に弊社メンバーと繋がりのある方、名刺交換させていただいた方、当社が開催した各イベントにご参加頂いた方にお送りしております。配信を解除されたい場合は、最下部を御覧ください。


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👉今号の目次

・INSIGHTS from RECENT MUST READ ARTICLES

・MUST READ ARTICLES

・COMMUNITY NEWS

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INSIGHTS from RECENT MUST READ ARTICLES

では、今号のMUST READ記事をご紹介していきます。

以前よりこのニュースレターでも注目・発信をしてきたBezos Earth Fundの動きですが、昨年10月に資金提供が発表されたオーストラリアの国立研究機関CSIROと英国のリーズ大学が、食品廃棄物を活用して持続可能なタンパク質を生産するAIツールの開発プロジェクトについて具体的な内容が明らかになりました。最適な発酵条件を導出するオープンアクセスのAIツールを開発を通じて新たなタンパクの増す供給の実現を目指すものとのこと。政府による支援などが必要になりそうな規模の支援を民間の個人による資金提供で実現していることと、そのスピード感には驚きを隠せません。

Amazonつながりで、次はAmazonが自社での実店舗ビジネスから撤退するというニュースのご紹介です。最大2,000店舗規模で出店していたAmazon GoやAmazon Freshを閉店するとのこと。記事では購買体験が消費者に受け入れられなかったことが一因と書かれていますが、他にはコスト負担が重かった可能性もあるかもしれません。Amazon規模での大規模投資をもってしてもビジネス化しきれないことの難しさを感じるニュースです。

製造・サプライチェーンに目を移すと、PepsiCoがNvidia、SiemensとともにAI・デジタルツインを用いて工場や倉庫などのサプライチェーンの最適化を目指す実証実験を開始しています。デジタルツインは可能性が期待されながらも、まだ本格的な実装にはハードルがあるとされてきましたが、それを乗り越える時は近いのでしょうか。

テクノロジーの実用化といえば、CESでのパネルディスカッションにて農業分野におけるロボティクスについて話がされ、農作業の完全な自動化ではなく、選択的に業務に投入され、人と共同して生産性や安全性を向上させられるロボットが求められるのではないかということが議論されました。

HackSummitでは、フードバイオテクノロジースタートアップの創業者20人に業界の現在地や課題などを尋ねました。バイオテクノロジーに絞ってこの人数の生の声は非常に興味深いです。実用化は進んでいるものの、コストや規制、消費者の受容などが課題として挙げられています。

最後に、テクノロジーだけでなく食産業のあらゆるところで重要な役割を果たしている”水”についてです。国連大学水・環境・保健研究所は20日、川、湖、地下水が自然の回復速度を超える速さで枯渇し、世界が「地球規模の水破産」の時代に突入しているとする報告を発表しました。水資源が豊富な日本では実感しづらいですが、世界的には需給バランスの悪化により水の枯渇が不可逆になってしまうリスクが強く懸念されています。


MUST READ ARTICLES

上記で紹介した記事はこちら👇


📌FUTURE FOOD

ジェフ・ベゾスが支援する英豪の共同プロジェクトがスタート、AIの活用で食品廃棄物を微生物タンパク質に変換

Framtiden  2026/1/18


📌FUTURE FOOD

Optimism, Friction and Harsh Realities of Scaling Food BioTech

HackSummit  2026/2/3


📌FUTURE RETAIL

Amazon Pulls Plug on Decade-Long Dream of the Tech-Powered Grocery Store

The Spoon 2026/1/27 


📌FOOD ROBOTICS

Guest article: What CES really told us about robotics in the produce sector

AgFunder News 2026/1/30 #CES2026


📌FOOD MANUFACTURING

PepsiCo pilots digital twins to ‘reinvent’ manufacturing with AI

FOOD DOVE 2026/1/22


📌SUSTAINABILITY & REGENERATION

世界は「水破産」の時代に突入 国連大学が警鐘

AFP BB News 2026/1/21



▶その他、EYES編集メンバーが選んだ、フードイノベーションをキャッチアップ

する上でのMUST READ厳選記事30本をデータベースで公開しています。

(カバー領域:Market Overview, Future Food, Food AI, Personalization, Food Manufacturing, Future Retail & Restaurant, Future Kitchen, Agriculture, Sustainability & Regeneration, Local Food System, Partnership & Ecosystem, Food for Well-being, Eater’s Trend, etc)


Information from SKS JAPAN Community


イベントや新商品、採用情報などSKSコミュニティからのお知らせのコーナーです



【EVENT】食品ロスゼロテクノロジーサミット2026(ロスゼロサミット2026)(2026/2/10) 

 2025年12月、一般社団法人フローズンエコノミー協会と食品ゼロテクノロジー協議会が統合され、一般社団法人食品ロスゼロテクノロジー協会が発足いたしました。「テクノロジーで食品ロスをゼロに」をミッションにかかげ、サプライチェーン全体で食品ロスゼロに取り組む事例をあますことなく議論していきます。


詳細はこちらから


【EVENT】KOJI THE KITCHEN vol.6 (2026/2/21) 

 今回のKOJI THE KITCHEN Academyの目的は、日本の発酵を自然や農村の文脈から、人間の関与度の高い「ものづくり技術」や都市としての関わりへと見直すことです。

ガストロノミー(美食学)の知見を元に、農場から食卓へ届くまでの「製造」という大切な役割を再評価し、地域を支える社会的な仕組みとして捉え直します。これにより、日本の発酵文化を海外へ伝える新しい軸の創造を目指します。

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【EVENT】ガストロノミーシンポジウム掛川 2026 (2026/2/23) 

食に関する社会課題を知り、地域の多様な食の価値を再発見:私達の生活を支える食はどうなっているのか。地域に根ざす食文化はどこからやってきて、これからどんな未来を描くのか。食に関わる様々なジャンルのプレイヤーの活動と、歴史的地理的背景などを学ぶ機会をつくります。食の未来をともに考え、ともにつくる仲間とつながる機会を創出:つくる人、運ぶ人、加工する人、販売する人、食べる人、みんなつながり、新たな事業を生み出す土台となるコミュニティを形成します。SKS JAPANでもおなじみ、たべものラジオが主催するイベントです。(公式サイトより)

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【PODCAST】たべものラジオ~食を面白く学ぶ~ #272(s29-14)働く人にオススメの食事〜労働者の食生活〜


9世紀後半のアメリカ。工業化により「職住分離」が進み、労働者の食生活は激変。イギリス流の重い朝食を摂りながら、工場のストレスや不衛生な環境、砂糖など(エンプティカロリー)の過剰摂取により、国民の多くが深刻な消化不良という「国民病」に陥る。さらに驚くべきことに、栄養不足や歯磨き習慣の欠如から、当時の労働者の歯は平均4本しか残っていなかった。この「噛めない社会」こそが、肉をミンチにして柔らかく焼く「ソールズベリー・ステーキ」を生む土壌となる。健康食として推奨されたこの料理は、後のハンバーガーへと繋がる食の歴史の大きな転換点となった。(公式サイトより)

エピソードはこちらから


【PODCAST】たべものインテグラル #39【SKSJAPAN2025徹底振り返り⑧】Pioneer Session〜日本独自のイノベーション・エコシステム〜


今回のエピソードでは、日本独自のイノベーション・エコシステムと食産業の未来について掘り下げます。一社が世界を制覇するアメリカ型ユニコーンではなく、多様なプレイヤーが連携して価値を生み出す「日本流モデル」の可能性とは何か。

エピソードはこちらから



【PODCAST】たべものインテグラル #40【いんディグ】Fermenstation 前半 「未利用資源×複合発酵」〜発酵の錬金術師たちが描く驚愕の未来〜


未利用資源と発酵技術で食の未来を切り拓くバイオスタートアップ「ファーメンステーション」から、代表の酒井里奈氏、取締役の北畠勝太氏、CTOの杉本利和氏の3名をお迎えします。同社が提唱する「複合発酵」とは、複数の微生物を高度に設計・制御することで、狙い通りの風味や機能を生み出す独自の技術です。米ぬかからミルクの香りを創出し、低アルコール飲料に本物感のある「深み」を宿らせるなど、廃棄されるはずの資源を新たな「お宝」へと転換します。番組では、SKS Japanで語られた「木を肉に変える」という驚愕のビジョンや、カンペを投げ捨てた伝説のピッチの裏側についても深掘り。単なるアップサイクルに留まらない、食の生産システムそのものをアップデートしようとする「発酵の錬金術師」たちの情熱的な挑戦に迫ります。


エピソードはこちらから


📻PODCASTは、上記リンクの他に、各種音声配信プラットフォームでお聴きいただけます

📻たべものラジオでは、活動を応援してくださるたべらじサポーター募集中です!食を面白く学べる活動へのご支援はこちらから受け付けております。


【今月のSustainable Food Museum】

西新橋にあるSustainable Food Museumは、フードテック領域のスタートアップをはじめとした、サステナブルな新食材に関連する厳選100企業の新たなアイデアやサービスを展示・紹介する拠点です。


🍽️2月の期間限定メニューは2社とコラボ!詳細はこちら


🎤2/18開催 

クッキーをつくりながら話しましょう🍪遊びから始まる共創と対話~ウェルビーイングの話(Sustainable Food Night#35) 詳細はこちら



【BOOK】農業とデザイン 食と地域を未来へつなぐブランディングのアイデア(井上綾乃著)




地域の農と食を価値化し、持続可能な仕組みをつくるための視点と発想を集めたデザイン実例集。


農業の現場に「デザイン」と「ブランディング」の力を取り入れ、付加価値を生み出している全国の農家の実例をビジュアル豊富に紹介。見た目の美しさだけでなく、“想いをどう伝え、ファンをどう育てるか” 、“農園や地域の課題にどう向き合い解決していくか”という本質に迫るデザイン事例集です。地域や農を支えたいデザイナー・行政関係者、地域おこしや六次産業化をめざす農家にとっても実践のヒントが詰まっています。(Amazon Websiteより)

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それではまた次回のFoodtech EYESでお会いしましょう



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foodtech_eyes@unlocx.tech


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